皆さん、こんにちは!「三重県に行こう」を運営している、まるこです。
世界遺産であり、関西屈指のパワースポットとしても知られる高野山ですが、旅行の計画を立てようと検索窓に地名を入力したとき、行ってはいけないという不穏な言葉が出てきてドキッとしたことはありませんか。
心霊的な意味で怖い場所なのか、それとも何か危険なことがあるのか、これから向かう身としては不安になってしまいますよね。
実は、この言葉には生半可な気持ちで行く場所ではないという聖地への畏敬の念や、山道ならではの物理的なリスクなど、いくつかの深い理由が隠されているんです。
でも、安心してください。正しいルートやマナー、そして心構えさえ知っていれば、高野山はあなたの心を洗ってくれる素晴らしい場所になりますよ。
- 奥之院が怖いと言われる理由や写真撮影などの厳格なルール
- 「高野山に呼ばれない人」に起こるとされる不思議な現象
- 車で行く際に絶対に避けるべき危険なルートと冬の規制情報
- 個人で行くのが不安な場合に安心できるおすすめのツアー会社
知識なく高野山へ行ってはいけない5つの理由

「高野山 行ってはいけない」と検索される背景には、単なる噂話だけではない、聖地ならではの厳格なルールや独特の空気が関係しています。
「観光気分で浮かれて行ってはいけない場所」という意味を正しく理解しておきましょう。
奥之院が怖いと言われる宗教的背景

高野山の中でも、特に「怖い」とか「空気が違う」と言われるのが奥之院です。
ここは単なる観光名所ではなく、約20万基を超える墓石や供養塔が立ち並ぶ、日本最大級の墓所だということを忘れてはいけません。
織田信長や豊臣秀吉といった歴史上の有名なお墓も多いので、歴史好きにはたまらない場所なのですが、やはり「死者の魂が眠る場所」としての重みがあります。
特に、弘法大師空海が今もなお御廟(ごびょう)で瞑想を続けているという「入定留身(にゅうじょうるしん)」の信仰が生きているため、ここは現在進行形の聖域なんですね。
また、奥之院周辺にはかつて処刑場があったという歴史的な背景や、数々の怪談めいた伝承も残っているため、感受性が強い方は「重たい空気」を感じてしまうことがあるようです。
でも、それは悪意のある怖さというよりは、人間の及ばない大きな力に対する「畏怖」に近い感覚だと私は感じています。ただの肝試し感覚で行くような場所ではない、ということですね。
奥之院の不思議な伝説 奥之院には「姿見の井戸」という場所があり、この井戸を覗き込んで自分の顔が映らなければ3年以内に命を落とす……なんていう少し怖い言い伝えもあります。興味本位で試すのは少し勇気がいりますね。
奥之院にまつわる伝説や、なぜ「怖い」と言われるのか、その深層心理についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せて読んでみてくださいね。

カップルで参拝すると別れる噂の真偽

観光地によくある「カップルで行くと別れる」という都市伝説、実は高野山にもあるんです。
特に奥之院の参道にある「中の橋」や、聖域への入り口である「御廟橋」がその舞台として語られることが多いですね。
この噂の出処ははっきりしませんが、一説には高野山がかつて女人禁制だったことや、弁財天様などの女性の神様が嫉妬するから、なんて言われています。
でも、個人的にはもう少し精神的な意味があるんじゃないかなと思います。
奥之院は、自分自身と向き合い、ご先祖様に感謝を伝える場所です。そんな神聖な場所で、「二人の世界」に入り込んでイチャイチャしたり、浮ついた気持ちで参拝したりすることへの戒めが、こういった噂に形を変えたのかもしれませんね。
「別れるのが怖いから行かない」のではなく、「お互いに敬意を持って、真剣な気持ちで参拝する」ことが大切ですね。
実際に、仲睦まじく参拝されているご夫婦もたくさんいらっしゃいますよ。
撮影禁止エリアなど厳格なマナー

「行ってはいけない」と言われる理由の中で、最も物理的に注意しなければならないのがマナーの問題です。
特にカメラ好きの方は要注意!高野山、特に奥之院の最深部には絶対に撮影してはいけないエリアが存在します。
その境界線となるのが「御廟橋(ごびょうばし)」です。橋板が37枚あり、金剛界37尊を表すとされるこの橋から先は、弘法大師様がいらっしゃる霊域中の霊域。写真はもちろん、動画撮影も一切禁止されています。
看板でもはっきりと示されていますが、知らずにカメラを向けてしまうと、他の方や僧侶の方から注意を受けることになります。
- 脱帽する(帽子は取る)
- 一礼してから渡る
- 私語を慎み、静かに歩く
- 飲食や喫煙はもちろん厳禁
「思い出に残したい」という気持ちは分かりますが、ここでは「記録」よりも心の「記憶」に刻むことが求められます。
この厳しさを知らずに行くと、恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。
呼ばれない人が感じる拒絶のサイン
スピリチュアルな話が好きな方の間では、「高野山は呼ばれないと行けない場所」とよく言われます。
逆に行こうとしてもトラブル続きで辿り着けないことを「拒絶されているサイン」と捉えることもあるようです。
例えば、計画を立てると急に体調が悪くなったり、当日に交通機関がストップしたり、車のタイヤがパンクしたり……。これらは単なる偶然かもしれませんが、無理をしてまで「行ってはいけない」という虫の知らせかもしれません。
また、現地に着いても「なんだか居心地が悪い」「頭痛がする」「早く帰りたい」と感じる場合、それは高野山の強いエネルギーに今の自分が合っていない可能性があります。
そんな時は無理をせず、「今はそのタイミングじゃないんだな」と割り切って、引き返す勇気も必要です。
神様や仏様に歓迎されていないのではなく、今は自分を整える時期なのかもしれませんね。
宿坊の門限や生活ルールへの注意点

高野山に泊まるなら、ぜひ体験してほしいのが「宿坊(しゅくぼう)」です。
お寺に宿泊できる素晴らしい体験ですが、ここを普通のホテルや旅館と同じ感覚で利用すると、「こんなはずじゃなかった」と後悔することになります。
まず、門限が非常に早いです。多くの宿坊では21時、早いところでは20時には門が閉まります。
夜にふらっとコンビニへ……と思っても、そもそも高野山内のコンビニも24時間営業ではない場合がありますし、夜間の外出は基本的にできないと思っておいた方が良いでしょう。
また、食事は基本的に「精進料理」です。お肉や魚は出ません。「旅の夜は豪華な宴会だ!」と期待して行くと、少し物足りなく感じるかもしれません。
お部屋も襖(ふすま)仕切りで隣の音が聞こえやすかったり、トイレやお風呂が共同だったりすることも珍しくありません。
宿坊はあくまで「修行の場の一部をお借りする」というスタンスです。
この不便さも含めて楽しめる心構えがないと、行ってはいけない場所になってしまいます。
車で高野山へ行ってはいけない過酷な道路事情

精神的な話の次は、もっと直接的で命に関わるお話です。
私が友人から「車で高野山に行きたい」と相談されたら、まず最初に「ルート選びだけは絶対に間違えないで!」と強く念押しします。
カーナビ通りに進むと、とんでもない道に案内されることがあるからです。
険しい山道の国道371号線は回避を
大阪や奈良方面から高野山を目指す際、絶対に避けてほしいのが「国道371号線(旧道)」です。
「国道」という名前がついていますが、ドライバーの間では「酷道(こくどう)」と呼ばれるほどの難所なんです。
何がそんなに怖いのかというと、とにかく道が狭い!車一台がやっと通れるような道幅しかないのに、対向車がやってくることが多々あります。
ガードレールが心もとない場所も多く、右側は断崖絶壁……なんていうスリル満点な区間も。もし対向車が来たら、狭い山道を延々とバックで戻らなければならない、なんていう悪夢のような状況になりかねません。
運転に自信がない方はもちろん、大型のミニバンやSUVに乗っている方は、迷い込んだら最後、身動きが取れなくなるリスクがあります。
カーナビがこの道を推奨しても、強い意志で無視してください。
初心者でも走りやすい国道480号線
では、どの道なら安心して行けるのかというと、正解は「国道480号線」です。
2015年の高野山開創1200年を機に大規模な道路整備が行われたおかげで、かつらぎ西インターチェンジから高野山までのルートは劇的に走りやすくなりました。
大型の観光バスも頻繁に通るルートなので、道幅もしっかり確保されており、センターラインもちゃんとあります。
もちろん山道なのでカーブは多いですが、371号線のような「命の危険」を感じることはまずありません。
半日で効率よく車で回るルートや、駐車場の情報をまとめた記事もありますので、車で行く予定の方はぜひ参考にしてください。

冬のノーマルタイヤ規制と凍結の恐怖
冬の高野山は、平地とは全く別の国だと思ってください。
「和歌山県だから暖かいだろう」という油断は命取りです。12月中旬から3月下旬にかけては、ノーマルタイヤでの走行は自殺行為と言っても過言ではありません。
実際、和歌山県では毎年12月15日から翌年3月25日頃まで、高野龍神スカイラインなどで冬用タイヤの装着またはチェーンの携行を義務付ける規制が実施されます。
たとえ晴れていても、日陰の路面はカチカチに凍結していることがよくあります。
- 必ずスタッドレスタイヤを装着する
- 念のためチェーンも携行する
- 天気予報で「晴れ」でも油断しない
ノーマルタイヤで立ち往生すると、自分だけでなく多くの車に迷惑をかけ、大渋滞を引き起こす原因になります。
警察の検問も行われますので、「ちょっとくらい大丈夫だろう」という甘い考えで冬に行ってはいけません。
規制の詳細な期間や区間については、必ず公式情報を確認するようにしましょう。
(出典:龍神観光協会『高野龍神スカイライン冬季の通行規制について』) https://www.ryujin-kanko.jp/2024/12/15/3475/
夜間の通行止めと野生動物への警戒
さらに冬場で気をつけたいのが「夜間通行止め」です。高野山と龍神温泉を結ぶ「高野龍神スカイライン」などは、冬季期間中、夕方17時から翌朝7時まで全面通行止めになります。
「夜景を見に行こう」とか「夜のうちに移動してしまおう」という計画は、冬場は完全に不可能です。ゲートが閉まってしまい、引き返すしかなくなります。また、二輪車(バイク)に関しては、冬季期間中は終日全面通行止めとなるため、ツーリング計画には十分注意が必要です。
また、最近気がかりなのが野生動物の出没です。2025年には高野山周辺でもツキノワグマの目撃情報が増加傾向にあります。夜間の道路への飛び出しはもちろん、早朝や夕暮れ時にひと気のない場所を歩く際は、熊鈴を持つなどの対策が必要です。最新の出没情報については、こちらの記事で詳しくまとめています。
観光でがっかりしないための服装準備

せっかく高野山に着いたのに「寒すぎて観光どころじゃなかった」とがっかりして帰る方が後を絶ちません。
高野山は標高約800mから1000mの山上に位置しています。平地と比べると、気温は約5度から10度近く低いと考えてくださいね。
| 季節 | 服装の目安 |
|---|---|
| 春・秋 | 薄手のダウンやしっかりした上着が必須。朝晩は冷え込みます。 |
| 夏 | 避暑地として最高ですが、夜は涼しいので羽織るものを一枚。 |
| 冬 | 極寒です。ダウンコート、手袋、マフラー、カイロの完全装備で。 |
また、奥之院などの参道は砂利道や石畳が多いです。
ヒールやサンダルで行くと足が痛くなって悲惨なことになります。
歩き慣れたスニーカーで行くのがマナーであり、自分を守るためでもあります。
高野山へ行ってはいけない不安はツアーで解消
ここまで「行ってはいけない」理由を解説してきましたが、裏を返せば「準備さえすれば素晴らしい体験ができる」ということです。
それでも、「冬の運転は怖い」「マナー違反をしてしまわないか不安」「効率よく回れる自信がない」という方も多いのではないでしょうか。
そんな時は、無理に個人で行こうとせず、プロにお任せするのも賢い選択です。
読売旅行やクラブツーリズムなどの大手旅行会社では、高野山を巡るバスツアーが多数企画されています。
ツアーなら、険しい山道の運転はプロのドライバーにお任せできますし、ガイドさんが正しい参拝マナーや歴史を丁寧に教えてくれます。
また、宿坊体験や精進料理がセットになったプランも多いので、初めての方でも安心して高野山の魅力を満喫できますよ。
不安要素を取り除いて、ぜひ天空の聖地・高野山の素晴らしい空気を肌で感じてみてくださいね。


