「熊野古道へ行ってみたいけれど、東京からのモデルコースはどうやって計画すればいいの?」と悩んでいませんか。
世界遺産にも登録された神聖な道を歩いてみたい、そんな気持ちはあっても、特に初心者の方にとってはアクセス方法やプランニングは難しいものです。
この記事では、東京から熊野古道を訪れるための具体的なモデルコースを徹底解説します。
定番の2泊3日プランはもちろん、じっくり楽しむ3泊4日の過ごし方、気になる所要時間はどのくらいか、分かりやすく紹介します。
また、車なしの公共交通機関を使ったプランや、自分のペースで巡れる車利用のプラン、それぞれのメリットにも触れていきます。
大阪発や名古屋からのアクセスとの比較を通じて、あなたにとって最適な旅の形が見つかるはずです。
人気の那智の滝をはじめとした見どころを、徒歩でどう巡るかという実践的な情報まで網羅し、あなたの熊野古道の旅をサポートします♪
- 東京からの最適なアクセス方法
- 初心者向け熊野古道モデルコース
- 車なし・公共交通機関での巡り方
- 各コースの所要時間と予算の目安
熊野古道モデルコース 東京からの計画

- 初心者におすすめのルート
- 車利用と車なしプランの比較
- 2泊3日の定番モデルコース
- 3泊4日で巡るゆったりプラン
- 東京から日帰りは可能か?
- 大阪発のアクセス方法
初心者におすすめのルート
熊野古道と一言で言っても、そのルートは多岐にわたります。
そのため、初めて訪れる方はどのルートを歩けばよいか迷ってしまうかもしれません。
結論から言うと、初心者の方には「発心門王子(ほっしんもんおうじ)~熊野本宮大社」と「大門坂(だいもんざか)~熊野那智大社」の2つのルートが特におすすめです。
その理由は、比較的距離が短く、高低差も少ないため、本格的な登山の経験がない方でも安心して楽しめるからです。
古道の雰囲気も存分に味わえる、魅力的なコースとなっています。
発心門王子 ~ 熊野本宮大社ルート

このルートは、熊野古道中辺路(なかへち)のハイライトとも言える部分で、約7km、歩行時間にしておよそ2時間半から3時間ほどのコースです。
発心門王子は「悟りの心を開く入り口」とされ、ここから聖地である熊野本宮大社を目指します。
道中は美しい杉木立や王子跡が点在し、昔ながらの巡礼の雰囲気を体感できます。大部分がゆるやかな下り坂で、体力的な負担が少ないのが最大の魅力です。
- 歩行距離:約7km
- 所要時間:約2.5~3時間
- 特徴:高低差が少なく歩きやすい。古道の雰囲気を満喫できる。
大門坂 ~ 熊野那智大社ルート

もう一つのおすすめは、熊野那智大社へと続く約600mの石畳の道、大門坂です。
距離は約2.5km、1時間程度の短いコースですが、樹齢800年を超える夫婦杉が出迎えてくれる入り口から、苔むした石段が続く道は、熊野古道のイメージそのものと言えるでしょう。
石段は続きますが、距離が短いため、自分のペースでゆっくり登れば問題ありません。
登りきった先には、熊野那智大社や那智の滝が待っています。

どちらのコースも、スニーカーなど歩きやすい靴と服装であれば気軽に挑戦できます。
ただし、山の天気は変わりやすいため、雨具の準備は忘れないようにしましょう。
車利用と車なしプランの比較
東京から熊野古道へ向かう際、移動手段として「車(レンタカー)」を利用するか、「車なし(公共交通機関)」で巡るかは大きな選択肢となります。
どちらにもメリットとデメリットがあるため、ご自身の旅のスタイルに合わせて選ぶことが重要です。
ここでは、両者の特徴を比較し、どのような方におすすめか解説します。
結論として、自由度と効率を重視するなら車利用、運転の負担なく計画的に巡りたいなら車なしプランが適しています。
具体的なメリット・デメリットを以下の表にまとめました。
| 車利用(レンタカー) | 車なし(公共交通機関) | |
|---|---|---|
| メリット | ・移動の自由度が高い ・荷物の持ち運びが楽 ・公共交通機関が少ない場所にも行ける ・時間を効率的に使える | ・運転の必要がなく、移動中に休憩できる ・駐車場の心配が不要 ・片道ルートの古道歩きがしやすい ・お酒を楽しめる |
| デメリット | ・運転の疲労がある ・駐車料金やガソリン代がかかる ・道が狭い場所や山道での運転に注意が必要 ・片道ルートの古道歩きでは車を回収する必要がある | ・バスや電車の本数が少なく、時間に制約される ・乗り換えが必要な場合がある ・大きな荷物を持っての移動が大変 ・天候による遅延や運休のリスクがある |
車利用時の注意点
特に発心門王子から熊野本宮大社のような片道コースを歩く場合、出発点に置いた車をゴール地点からどうやって回収するか、という問題が発生します。
路線バスを利用して出発点に戻るか、タクシーを手配する必要がありますので、事前に計画を立てておきましょう。
例えば、小さなお子様連れのご家族や、熊野三山以外の観光地(白浜温泉など)も巡りたい方には車利用が便利です。
一方、運転が苦手な方や、古道歩きそのものをメインに楽しみたい一人旅の方には、車なしのプランがおすすめです。
2泊3日の定番モデルコース
東京から公共交通機関を利用して熊野三山を巡るなら、2泊3日の日程が最も現実的で人気のあるプランです。
このコースでは、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)を効率よく巡りながら、人気の古道ウォークも体験できます。
ここでは、羽田空港から南紀白浜空港へ飛行機で向かうプランを例にご紹介します。
【1日目】本宮エリア:古道ウォークと聖地参拝

羽田空港から朝の便で南紀白浜空港へ。空港からバスに乗り、熊野本宮大社エリアへ向かいます。
午後は、初心者にもおすすめの「発心門王子~熊野本宮大社」ルート(約7km)をウォーキング。
聖地・熊野本宮大社に到着し、その荘厳な雰囲気を体感します。
宿泊は、近隣の湯の峰温泉や川湯温泉といった温泉郷で旅の疲れを癒しましょう。
【2日目】新宮・勝浦エリア:川の参詣道と速玉大社

午前中は、かつての巡礼者も利用した「熊野川川舟下り」を体験。
川の上から雄大な自然を眺めながら、熊野速玉大社へ向かいます。
鮮やかな朱塗りの社殿が印象的な速玉大社を参拝した後は、電車で紀伊勝浦へ移動。
日本有数のマグロの水揚げ量を誇る勝浦の温泉宿に宿泊します。
【3日目】那智山エリア:聖なる滝と古道

最終日は、熊野古道の象徴的な風景が広がる「大門坂」を歩き、熊野那智大社を目指します。
那智山青岸渡寺や、日本三名瀑の一つである那智の滝もあわせて散策。
紀伊勝浦駅周辺で新鮮なマグロ料理の昼食を楽しんだ後、特急とバスを乗り継ぎ南紀白浜空港へ。夕方の便で東京へ戻ります。
このコースは、飛行機とバス、電車、船といった様々な交通機関を利用するため、乗り継ぎ時間の確認が非常に重要です。
特にバスは本数が限られているため、事前に時刻表を調べておくことを強くおすすめします。
3泊4日で巡るゆったりプラン
もし日程に余裕があるのなら、3泊4日のプランで熊野エリアをじっくりと巡る旅もおすすめです。
2泊3日の定番コースでは駆け足になりがちな各所の滞在時間を延ばしたり、少し足を延ばして他のエリアを訪れたりすることで、より深く熊野の魅力を感じることができます。
3泊4日あれば、定番の熊野三山巡りに加えて、以下のような過ごし方が可能になりますよ。
プラン1:古道歩きをさらに満喫する
2泊3日プランでは体験しきれない、他の熊野古道ルートに挑戦できます。
例えば、中辺路の「小雲取越(こぐもとりごえ)」など、少し健脚向けのコースを歩けば、達成感もひとしおです。
1日をまるごと古道歩きに費やし、自然との対話をじっくり楽しむ時間は、何よりの贅沢と言えるでしょう。
プラン2:聖地・高野山も訪れる

熊野三山と同じく「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されている高野山を旅程に加えるプランです。
熊野本宮エリアから高野山へは、バスと電車を乗り継いで半日ほどの移動になりますが、弘法大師空海が開いた天空の聖地の独特な雰囲気は、訪れる価値が十分にあります。
奥之院の杉木立に囲まれた参道を歩けば、心が洗われるような体験ができます。
高野山に宿泊するなら、ぜひ「宿坊」を体験してみてください。
精進料理をいただいたり、朝のお勤めに参加したりと、普通のお寺ではできない貴重な体験ができますよ。
プラン3:南紀の自然や温泉を堪能する

熊野エリアだけでなく、白浜温泉や串本といった南紀の観光スポットを組み合わせるプランです。
レンタカーを利用すれば、千畳敷や三段壁といった景勝地を巡ったり、串本海中公園で海の生き物と触れ合ったりと、旅のバリエーションがぐっと広がります。
温泉でゆっくり過ごす日を設けるのも良いでしょう。
このように、3泊4日の日程は、あなたの興味に合わせて旅を自由にカスタマイズできるのが最大の魅力です。
せっかく東京から訪れるのですから、時間に追われず、心ゆくまで聖地巡礼の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
東京から日帰りは可能か?
「熊野古道へ行ってみたいけれど、まとまった休みが取れない…東京から日帰りはできないだろうか?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
結論から申し上げますと、東京から熊野古道への日帰りは、物理的にほぼ不可能です。
その最大の理由は、圧倒的な移動時間にあります。
最も速い交通手段である飛行機(羽田空港~南紀白浜空港)を利用したとしても、片道だけでフライト時間と空港からのバス移動を合わせて最低でも3時間以上かかります。
往復の移動だけで6時間以上を要するため、現地で熊野古道を歩いたり、神社を参拝したりする時間はほとんど確保できません。
| 交通手段 | 東京からの片道所要時間(目安) |
|---|---|
| 飛行機 + バス | 約3時間~(羽田→南紀白浜→本宮) |
| 新幹線 + 特急 | 約6時間~(東京→名古屋→新宮・紀伊勝浦) |
弾丸ツアーのリスク
仮に強引なスケジュールを組んだとしても、早朝に出発し深夜に帰宅するような過酷な旅になります。
移動による疲労が大きく、せっかくの熊野古道の素晴らしい自然や荘厳な雰囲気を味わう余裕がなくなってしまうでしょう。
また、交通機関の遅延なども考慮すると、計画通りに進まないリスクも非常に高くなります。
熊野古道は、その道のりをゆっくりと歩き、自然と歴史を感じることにこそ価値があります。
そのため、東京から訪れる場合は、最低でも1泊2日、できれば2泊3日以上の日程を確保することをおすすめします。
忙しい日常を離れ、時間に追われることなく聖地の空気に身を委ねることで、心身ともにリフレッシュできるはずです。
大阪発のアクセス方法
東京からのアクセスと比較することで、旅の計画の参考になるのが大阪発のプランです。大阪から熊野古道エリアへは、東京からに比べて格段にアクセスしやすくなります。そのため、1泊2日の短期滞在や、日帰りでの訪問も選択肢に入ってきます。
大阪からの主なアクセス方法は、JRの特急列車「くろしお」を利用するルートです。
特急「くろしお」でのアクセス
新大阪駅や天王寺駅から、紀伊半島を海沿いに南下する特急「くろしお」に乗車します。
熊野古道の中辺路エリアへの玄関口である紀伊田辺駅までは約2時間、那智・新宮エリアの玄関口である紀伊勝浦駅や新宮駅までは約3時間半~4時間で到着します。
大阪からのアクセス時間(特急くろしお利用)
- 新大阪駅 → 紀伊田辺駅:約2時間
- 新大阪駅 → 紀伊勝浦駅:約4時間
このアクセスの良さから、大阪発の場合は以下のようなプランが可能になります。
- 1泊2日プラン:最も一般的なプランです。1日目に古道歩きと三山のうち一社を巡り、温泉地に宿泊。2日目に残りの二社を巡って帰路につく、という効率的な旅が可能です。
- 日帰りプラン:目的地を絞れば日帰りも可能です。例えば、紀伊田辺駅で下車し、バスで熊野本宮大社へ向かい、発心門王子ルートを歩いて夕方には大阪に戻る、といったアクティブなプランも組むことができます。
東京在住の方でも、前日の夜に夜行バスで大阪へ移動し、早朝から大阪発の特急で熊野へ向かう、という方法もあります。
交通費を抑えたい方にとっては一つの選択肢となるでしょう。
このように、大阪発のプランは、東京発に比べて時間的な制約が少なく、より柔軟な旅程を組めるのが大きな特徴です。
週末を利用した気軽な旅行先として、熊野古道が身近な存在であることがわかります。
熊野古道モデルコース 東京からの詳細

- 名古屋からのアクセス方法
- 人気ルートの徒歩での巡り方
- 那智の滝への行き方と見どころ
- 各コースの所要時間はどのくらい?
- 熊野古道モデルコース 東京からの要点
名古屋からのアクセス方法
東京と大阪の中間に位置する名古屋からのアクセスは、JRの特急列車「南紀」を利用するのが一般的です。
東京からの新幹線とこの特急を乗り継ぐルートは、東京から熊野古道を目指す際の主要な選択肢の一つにもなります。
名古屋から熊野エリアへは、大阪発と同様に乗り換えなしでアクセスできるため、比較的便利です。
特急「南紀」でのアクセス
名古屋駅から、紀伊半島を三重県側から南下する特急「南紀」に乗車します。
熊野速玉大社のある新宮駅までは約3時間半、熊野那智大社の最寄り駅である紀伊勝浦駅までは約4時間で到着します。
名古屋からのアクセス時間(特急南紀利用)
- 名古屋駅 → 新宮駅:約3時間半
- 名古屋駅 → 紀伊勝浦駅:約4時間
このルートは、特に熊野速玉大社や熊野那智大社のある新宮・那智勝浦エリアへのアクセスに優れています。
東京から新幹線で名古屋まで行き、そこから特急「南紀」に乗り換えることで、飛行機が苦手な方や、時間をかけてのんびり鉄道旅を楽しみたい方におすすめのルートとなります。
車窓からは、伊勢湾から熊野灘へと続く美しい海岸線の景色が楽しめます。
駅弁を食べながらのんびり過ごす時間は、鉄道旅ならではの醍醐味ですね。
東京からの乗り継ぎプランとして
東京駅から東海道新幹線で名古屋駅まで行き、特急「南紀」に乗り換えるプランの場合、合計の所要時間は約5時間半から6時間程度かかります。
飛行機を利用するルートに比べて時間はかかりますが、以下のようなメリットがあります。
- 天候に左右されにくい
- 空港への移動や搭乗手続きの手間がない
- 乗り換えが名古屋駅の1回で済むためシンプル
名古屋からのアクセスは、時間的な観点から日帰りは難しく、最低でも1泊2日の日程が必要です。
名古屋を朝早く出発すれば、午後には現地に到着し、一つのエリアを観光して宿泊、翌日に別のエリアを巡って夕方に帰路につく、という充実したプランが可能です。
人気ルートの徒歩での巡り方
熊野古道の醍醐味は、なんといっても自分の足で古の道を歩くことにあります。
ここでは、特に人気が高く、初心者にもおすすめの「発心門王子~熊野本宮大社」ルートを例に、具体的な徒歩での巡り方とポイントを解説します。
このルートを歩くことで、ただ目的地に行くだけでなく、道中の歴史や自然を五感で感じることができます。
準備と装備
本格的な登山装備は不要ですが、快適に歩くための準備は大切です。
- 服装:動きやすく、体温調節がしやすい服装が基本です。汗をかいても乾きやすい化学繊維のものがおすすめです。夏でも薄手の長袖・長ズボンが良いでしょう。
- 靴:必ず履き慣れたスニーカーやウォーキングシューズを選びましょう。石畳や未舗装路もあるため、底が厚く滑りにくいものが安心です。
- 持ち物:飲み物、タオル、雨具(上下セパレートタイプが便利)、地図、行動食(飴やチョコレートなど)、絆創膏など。日暮れが早い時期はヘッドライトもあると安心です。
特に飲み物は重要です!ルート上に自動販売機はほとんどありませんので、季節によっては500mlペットボトル2本分くらいは持っていくと安心ですよ。
ルートと見どころ
発心門王子バス停からスタートし、熊野本宮大社を目指します。道中には道標が整備されているので、地図と照らし合わせながら進めば迷うことは少ないでしょう。
- 発心門王子~水呑王子:集落の中の舗装路を歩きます。のどかな田園風景に心が和みます。
- 水呑王子~伏拝王子:ここからが本格的な古道の始まり。美しい杉木立に囲まれた未舗装の道を進みます。途中、熊野本宮大社の旧社地「大斎原(おおゆのはら)」の森を遠くに望める見晴らしの良い場所があります。
- 伏拝王子~熊野本宮大社:最後の王子である祓殿王子を抜けると、いよいよ熊野本宮大社の裏手へと到着します。
「王子」とは?
ルート上に点在する「〇〇王子」とは、熊野詣の巡礼者の安全を祈願し、休憩所としての役割も担った神社の総称です。
現在では石碑だけが残る場所も多いですが、いにしえの旅に思いを馳せながら歩くのも一興です。
ゴールである熊野本宮大社にたどり着いた時の達成感は格別です。
自分の足で歩いてきたからこそ、聖地のありがたみをより一層感じることができるでしょう。
那智の滝への行き方と見どころ

熊野那智大社、那智山青岸渡寺と並び、那智山エリアの信仰の中心となっているのが「那智の滝」です。落差133mを誇る日本三名瀑の一つであり、その壮大な姿は見る者を圧倒します。
那智の滝は単なる観光名所ではなく、滝そのものが飛瀧神社(ひろうじんじゃ)の御神体として崇められている神聖な場所です。そのため、訪れる際は敬意を払うことを忘れないようにしましょう。
那智の滝へのアクセス
主なアクセス方法は2つあります。
- 大門坂から徒歩で向かう
熊野古道「大門坂」を登り、熊野那智大社・青岸渡寺を参拝した後、そこから石段の参道を下っていくルートです。古道の雰囲気を楽しみながら滝を目指す、最も一般的な方法と言えます。那智大社からは徒歩で約15分ほどです。 - バスで直接向かう
紀伊勝浦駅や那智駅からの路線バスで「那智の滝前」バス停で下車する方法です。バス停から滝までは徒歩すぐなので、体力に自信がない方や時間がない方におすすめです。
見どころと楽しみ方
飛瀧神社の鳥居をくぐり、石段を下っていくと、轟音とともに滝の姿が現れます。
- お滝拝所舞台:より間近で滝の迫力を体感したい方は、参入料を納めて「お滝拝所舞台」へ進みましょう。滝つぼのすぐ近くまで行くことができ、水しぶきを浴びながらその神聖なエネルギーを感じられます。
- 延命長寿の水:滝つぼの水は「延命長寿の水」として知られ、飲むことができます。旅の安全と健康を祈願して一口いただいてみてはいかがでしょうか。
- 三重塔との絶景:那智山青岸渡寺の三重塔と那智の滝を一枚の写真に収めることができる展望スポットは、絶対に外せない撮影ポイントです。青岸渡寺の境内から少し離れた場所にあり、熊野の象徴的な風景として非常に人気があります。
神仏習合の名残
熊野那智大社(神社)と那智山青岸渡寺(お寺)が隣接して建っているのは、かつて神と仏が一体のものとして信仰されていた「神仏習合」の歴史を今に伝えています。
この二つをあわせて参拝することで、熊野信仰の奥深さに触れることができます。
各コースの所要時間はどのくらい?
熊野古道の旅を計画する上で、最も重要な情報の一つが「所要時間」です。
ウォーキングコースの歩行時間だけでなく、公共交通機関での移動時間もしっかりと把握しておくことで、無理のないスムーズな旅程を組むことができます。
ここでは、主要なウォーキングコースと、熊野三山間の移動にかかる時間の目安をご紹介します。
主要ウォーキングコースの所要時間
歩行時間はあくまで目安であり、個人の体力や休憩時間によって変動します。時間に余裕を持った計画を立てましょう。
| コース | 距離 | 歩行時間(目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 発心門王子 → 熊野本宮大社 | 約7km | 2時間30分~3時間 | 初心者向け。高低差が少なく歩きやすい。 |
| 大門坂 → 熊野那智大社 | 約2.5km | 約1時間 | 石畳の雰囲気が良い。距離は短いが登り坂。 |
| 大日越(本宮~湯の峰温泉) | 約3.4km | 約1時間30分~2時間 | 比較的急な山道を含む。健脚向け。 |
熊野三山間の移動所要時間
熊野三山はそれぞれ離れた場所に位置しているため、移動には時間がかかります。主に路線バスを利用することになりますが、本数が限られているため、乗り継ぎの計画が重要です。
以下の時間は、乗り換えの待ち時間を含まない、バスや電車の乗車時間のみの目安です。
実際の計画では、待ち時間を30分~1時間程度は見込んでおきましょう。
- 熊野本宮大社 ⇔ 熊野速玉大社:路線バスで約1時間~1時間20分
- 熊野速玉大社 ⇔ 熊野那智大社:路線バスと電車で約40分~1時間
- 熊野本宮大社 ⇔ 熊野那智大社:路線バスと電車で約1時間40分~2時間20分
このように、一つの大社から次の大社へ移動するだけでも1時間以上かかることがわかります。
1日で三山すべてを公共交通機関で巡るのは非常にタイトなスケジュールになります。
だからこそ、東京からの旅行では、各エリアに宿泊しながら巡る2泊3日以上のプランが推奨されるのです。
熊野古道モデルコース 東京からの要点

- 東京から熊野古道への旅は2泊3日プランが一般的
- 日帰りでの訪問は移動時間が長く現実的ではない
- 主なアクセスは飛行機か新幹線と特急の乗り継ぎ
- 飛行機利用は南紀白浜空港が玄関口となる
- 鉄道利用は名古屋経由で特急南紀に乗るルートがある
- 初心者におすすめのウォーキングルートは発心門王子から熊野本宮大社
- 大門坂から熊野那智大社へのルートも象徴的な風景で人気
- 自由度を重視するならレンタカー、運転負担を避けるなら公共交通機関がおすすめ
- 車なしプランではバスや電車の時刻表の事前確認が必須
- 熊野三山はそれぞれ離れており移動には1時間以上を要する
- 那智の滝は滝自体が飛瀧神社の御神体である神聖な場所
- 大阪や名古屋からは東京よりもアクセスが容易で1泊2日でも楽しめる
- 3泊4日の日程なら高野山を訪れるなどより深い旅が可能
- 古道を歩く際はスニーカーと動きやすい服装、雨具の準備を
- 時間に余裕を持った計画を立て、聖地の自然と歴史をゆっくり味わうことが大切
ちなみに我が家は毎年初詣は必ず那智大社でご祈祷してもらっています。
生まれた時から毎年なので、40年近くになりますね。
小さな頃は毎年の行事でしたので何とも思わなかったのですが、大人になってからどんどん魅力を感じるようになりました。
壮大な景色はなんだかとても心がすーっとクリアになっていく気がするのが不思議だなぁと思います。
熊野古道に行かれる方に少しでも参考にして頂けたらと思います。

