おかげ横丁の所要時間は?食べ歩きやランチ・伊勢神宮参拝の目安

伊勢神宮への旅行を計画する際、どうしても気になるのがスケジュールの組み立てですよね。

特に「おかげ横丁」は美味しいグルメやお土産がたくさんあって、一体どのくらい時間を見ておけばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

ガイドブックには1時間と書いてあっても、実際に行ってみると行列や混雑で思うように進めないこともよくある話です。

今回は、私の何度も訪れた経験とリサーチをもとに、目的別のリアルな所要時間や、時間を有効に使うためのコツをしっかりとお伝えします。

この記事の内容
  • おはらい町とおかげ横丁のエリアの違いと移動にかかる時間
  • 食べ歩きやランチをする場合に確保すべき具体的な時間の目安
  • 伊勢神宮(内宮)参拝とセットで回る際のトータル所要時間
  • 駐車場選びや混雑回避で時間を節約する賢いテクニック
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目次

目的別のおかげ横丁の所要時間目安

おかげ横丁での過ごし方は人それぞれですが、何をするかによって必要な時間は大きく変わります。

ここでは、サクッと雰囲気を楽しむだけの場合から、じっくりグルメやお買い物を満喫する場合まで、目的ごとの目安時間を詳しく解説していきますね。

おはらい町とおかげ横丁の違いや距離

まず最初に、多くの方が少し誤解しやすい「場所の定義」についてしっかりとお話ししておきます。

ここをクリアにしておかないと、待ち合わせや時間の計算で大きなズレが生じてしまうからです。

「おかげ横丁」と「おはらい町」は、同じエリアにありながら、厳密には異なる範囲を指しています。

「おはらい町」は宇治橋から続く長い通り

「おはらい町」とは、伊勢神宮(内宮)の入口である宇治橋前から、五十鈴川に沿って約800メートル続く、美しい石畳の通り全体を指します。

通り沿いには、切妻・入母屋・妻入りといった伝統的な建築様式の民家や店舗がずらりと並び、歩くだけでも伊勢らしい風情を感じられる場所です。

内宮への参拝前後に必ず通る道であり、ここを歩くだけでも、脇目も振らずにスタスタ歩けば15分程度で通り抜けられます。

しかし、実際には道の両側に魅力的なお土産屋さんや真珠のお店、カフェなどが誘惑してくるため、ウインドウショッピングをするだけでもプラス20分〜30分は見ておいたほうが良いでしょう。

「おかげ横丁」はおはらい町の真ん中にあるエリア

一方で「おかげ横丁」は、その長いおはらい町通りのちょうど真ん中あたりに位置する、約4,000坪の区画された一つの「町」のようなエリアです。

1993年(平成5年)の式年遷宮に合わせて開業しました。

入口には大きな「招き猫」の像があり、そこから一歩足を踏み入れると、江戸時代から明治時代の伊勢路の建築物が移築・再現された、まるでテーマパークのような空間が広がっています。

内宮の宇治橋から歩き始めて、おかげ横丁のメイン入口にたどり着くまでには、大人の足で徒歩約10分〜15分かかります。
土日祝日の混雑時には、人通りが多くて自分のペースで歩けないことも多いため、さらに5分〜10分ほどの余裕を持つことを強くおすすめします。

「おかげ横丁に行く」という予定を立てる際は、単に横丁内での滞在時間だけでなく、そこに至るまでの「おはらい町」での移動や寄り道の時間も含めてスケジュールを組むことが、失敗しないコツですよ。

食べ歩きメインの場合の滞在時間

おかげ横丁やおはらい町を訪れる最大の楽しみといえば、やっぱり「食べ歩き」ですよね。

片手で手軽に食べられるグルメがたくさんありますが、これを楽しむための所要時間は、ズバリ60分〜90分を見積もっておくのが安心です。

「買って食べるだけなら、もっと早いんじゃない?」と思われるかもしれませんが、ここには「行列」と「ゴミ捨て」という2つの時間消費ポイントがあります。

人気店の行列待ち時間を甘く見ない

例えば、老舗精肉店「豚捨(ぶたすて)」のコロッケは、おかげ横丁の代名詞とも言える人気グルメです。

サクサクの衣と牛脂の甘みがたまらない一品ですが、休日にはお店の前に行列ができ、購入するまでに10分〜30分待つことも珍しくありません。

また、団子専門店「だんご屋」のみたらし団子や、夏場の「赤福氷」、豆腐ドーナツなども人気で、それぞれのお店で並ぶ時間が発生します。

食べ歩きの時間計算式(1店舗あたり)
行列待ち(10〜20分)+ 購入・受取(2分)+ 写真撮影・移動・食べる(10分)= 約30分

このように計算すると、3つのお店を回るだけで、あっという間に1時間が経過してしまいます。

特にグループで行動する場合、「私はコロッケ、僕はソフトクリーム」と別々のお店に並ぶと、合流するまでの待ち時間も発生するため、意外と時間がかかってしまうのです。

ゴミ捨てのルールとマナー

もう一つのポイントはゴミ箱です。

このエリアでは、景観を守るために通り沿いのゴミ箱が非常に少なくなっています。

基本的には「購入したお店にゴミを返す」か「持ち帰る」のがルールです。食べ終わった串や紙コップを捨てるために、わざわざ買ったお店まで戻る(バックトラックする)時間も、地味ですが所要時間を延ばす要因になります。

小さなビニール袋を持参してゴミをまとめ、最後にまとめて処理するか、お店の近くで食べ終えてから移動するスタイルが、時間を無駄にせずスマートですよ。

ランチを含む場合の待ち時間と目安

食べ歩きでお腹を満たすのも良いですが、やっぱり「伊勢うどん」や「てこね寿司」、「松阪牛」といった伊勢の名物を、お店の中でゆっくり座って味わいたいですよね。

ランチを含む場合の所要時間は、90分〜120分(1時間半〜2時間)を確保してください。これは、食事そのものの時間だけでなく、入店までの待ち時間が大きく影響するからです。

ランチタイムの混雑ピークは強烈

おかげ横丁周辺のランチタイムのピークは、11:30〜13:30頃です。

この時間帯、人気店である「すし久(てこね寿司)」や「ふくすけ(伊勢うどん)」、「海老丸(漁師料理)」などは、軒並み長蛇の列となります。

お店によっては発券機で整理券を取って待つスタイルもありますが、1時間待ちという表示を見ることも日常茶飯事です。せっかくの旅行時間をただ立って待つだけで消費するのは、少しもったいないですよね。

時間を有効に使う「ピークシフト」戦略

そこで私がおすすめするのは、食事の時間をあえてずらす「ピークシフト」です。具体的には、以下の2つのパターンが有効です。

① 早めのランチ(10:30〜11:00入店)
多くの飲食店は10:30や11:00に開店します。開店直後を狙えば、並ばずにすんなりと席に着ける確率がグッと上がります。朝ごはんを軽めにして、早めの昼食をとるのが一番の攻略法です。

② 遅めのランチ(14:00以降入店)
一通りの混雑が落ち着いた14:00以降も狙い目です。ただし、売り切れ次第終了のメニューがあるお店や、冬季は早めに閉まるお店もあるので注意が必要ですが、行列に並ぶ時間は大幅に短縮できます。

また、食べ歩きで小腹を満たしつつ、しっかりした食事は夕食に回すというのも一つの手です。ご自身の体調やお腹の空き具合と相談しながら、賢く時間を使ってくださいね。

伊勢神宮内宮の参拝にかかる時間

おかげ横丁を訪れる方のほとんどは、「伊勢神宮(内宮)」への参拝もセットで考えていらっしゃると思います。

「お参りして、そのあと横丁でご飯」という流れが王道ですが、この参拝時間もきちんと計算に入れておかないと、後のスケジュールが押してしまいます。

広大な敷地と玉砂利の参道

内宮の敷地は非常に広大です。入口の宇治橋を渡ってから、神様のいらっしゃる正宮(しょうぐう)まで、片道約800メートルの参道が続いています。

往復で1.6キロメートル。しかも参道は玉砂利が敷き詰められているため、アスファルトの道のようにスタスタとは歩けません。ヒールのある靴だとさらに時間がかかりますし、足も疲れてしまいます。

参拝スタイルの違いによる目安

  • サクッと参拝(約60分):宇治橋を渡り、五十鈴川の御手洗場(みたらし)で清め、正宮をお参りして戻ってくる基本ルート。これだけでも1時間はかかります。
  • じっくり参拝(約90分〜120分):正宮だけでなく、荒祭宮(あらまつりのみや)などの別宮も回り、神楽殿でお守りを授与していただいたり、御朱印をいただいたりする場合です。特に御朱印所は、混雑時には30分以上並ぶこともあります。

トータルの時間配分イメージ

内宮参拝(90分)+ おかげ横丁での食事・散策(90分)= 合計3時間
これが、伊勢神宮内宮エリアを訪れる際の「標準的な滞在時間」となります。

余裕を持って半日(4時間)見ておけば、焦ることなく心ゆくまで伊勢の空気を満喫できるでしょう。

所要時間別の観光モデルコース

「次の予定まであまり時間がない」「今日は一日ここでゆっくりしたい」など、旅の事情は人それぞれ。ここでは、使える時間に応じた最適なモデルコースを提案します。

コース名詳細スケジュールとポイント
【60分】
弾丸食べ歩きコース
ターゲット: バスパッケージツアーの方、帰りの電車の時間が迫っている方 1. おはらい町通過(10分):脇目も振らずおかげ横丁へ直行。
2. 写真撮影(5分):入口の招き猫前で記念撮影。
3. 厳選食べ歩き(20分):行列の少ないお店を選び、コロッケか練り物を1つゲット。
4. お土産購入(15分):「おみやげや」または「赤福」でサッと購入。
5. 移動(10分):バス停へ戻る。
コツ: 着席ランチは諦めましょう。トイレも事前に済ませておくのが吉。
【120分】
ランチ&散策コース
ターゲット: カップル、ご夫婦、友人同士 1. 早めのランチ(50分):11:00までに入店し、名物を堪能。
2. 雑貨巡り(30分):神路屋で伝統工芸品を見たり、キャンドル店を見たり。
3. カフェ休憩(30分):五十鈴川カフェや赤福で甘味タイム。
4. 食べ歩き(10分):最後にきゅうりスティックなどでサッパリと。
コツ: ランチの時間を軸に行動を組み立てるとスムーズです。
【半日】
完全攻略コース
ターゲット: 家族連れ、伊勢神宮初心者 1. 内宮参拝(90分):朝一番の澄んだ空気の中で参拝。
2. ランチ(60分):おはらい町やおかげ横丁でゆっくり食事。
3. 体験施設(40分):「おかげ座 神話の館」で歴史を学ぶ。
4. 自由行動(60分):路地裏まで探検し、お気に入りのお土産を探す。
5. 休憩(30分):歩き疲れたら赤福餅で一服。
コツ: 子供や年配の方がいる場合は、休憩を多めに取り入れましょう。

ちなみに、伊勢市の調査によると、日帰り観光客の滞在時間は5時間未満の割合が増えている一方で、宿泊客などはじっくり時間をかける傾向もあります。

ご自身の旅のスタイルに合わせて調整してくださいね。
(出典:伊勢市『令和5年度 第3期 伊勢市観光客実態調査報告書』)

おかげ横丁の所要時間を左右する混雑対策

現地での楽しい時間を確保するためには、「移動」や「待ち時間」といったロスタイムを極力減らすことが重要です。ここでは、知っているだけで差がつく、混雑対策とロジスティクスの知恵をお話しします。

駐車場選びで変わる移動時間

車で伊勢神宮へアクセスする場合、駐車場選びは「死活問題」と言っても過言ではありません。どの駐車場を選ぶかで、おかげ横丁に到着するまでの時間とストレスが大きく変わるからです。

「近い」駐車場は「遠い」かもしれない

内宮に最も近い「内宮A駐車場」は、おかげ横丁まで徒歩5〜10分と非常に便利です。

しかし、収容台数が少ないため、土日祝日は朝の早い段階で満車になります。

駐車場の空き待ち行列に並んでしまうと、そこで60分以上動けなくなることもザラにあります。「近くに停めたい」という心理が、逆に到着を遅らせてしまうのです。

「少し歩く」B駐車場が正解の理由

私のおすすめは、少し離れた五十鈴川沿いにある「内宮B駐車場」です。

おかげ横丁までは徒歩15〜20分ほどかかりますが、収容台数が多く、回転も比較的早いです。

駐車場から横丁までの道のりは、地下道を通っておはらい町の端に出るルートや、五十鈴川の河川敷を歩くルートがあり、景色を楽しみながら移動できるので、移動自体も観光の一部になります。

「急がば回れ」で、結果的に早く観光をスタートできることが多いですよ。

ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの超繁忙期には、サンアリーナ周辺の臨時駐車場に車を停め、シャトルバスで内宮へ向かう「パーク&バスライド」が実施されます。

この時期はインターチェンジ周辺から大渋滞するため、専用レーンを走れるシャトルバスを利用するのが、最も確実で時間が読める手段となります。

バスや徒歩でのアクセス時間の真実

電車で伊勢市駅や宇治山田駅に到着された方への注意点です。地図を見ると、駅から内宮までは約4km。

「歩けなくはない距離かな?」と思うかもしれませんが、徒歩だと約1時間はかかります。

途中に古市参宮街道などの見どころはありますが、単純に横丁を目指すなら、バス利用が基本です。

バスの種類と所要時間

三重交通バスの「外宮内宮線」や「CANばす」を利用すれば、駅前から内宮前まで約15〜20分で到着します。

バスは日中10分〜15分間隔で頻繁に運行されているので、時刻表を細かく気にしなくても大丈夫です。

問題は「帰り」です。夕方16:00〜17:00頃は、帰宅する観光客が一斉にバス停に向かうため、乗車するための長い列ができます。
さらに、道路状況によってはバスが渋滞に巻き込まれ、駅までの所要時間が通常の倍(30分〜40分以上)かかることもあります。

帰りの特急電車を予約している場合は、出発時刻の少なくとも1時間〜1時間半前には内宮を出るように計画してください。

赤福本店の行列と待ち時間の回避法

「伊勢に来たら、やっぱり赤福本店で作りたての赤福餅を食べたい!」その気持ち、痛いほどわかります。

五十鈴川を眺めながら縁側で食べる赤福は格別ですよね。しかし、本店は風情がある分、常に混雑しています。

休日の午後には注文カウンターまで長い行列ができ、30分〜60分待ちも覚悟が必要です。

支店を活用して時間を節約

もし「本店という場所」への強いこだわりがなければ、すぐ近く(徒歩数分)にある「内宮前支店」「五十鈴川店」を利用することをおすすめします。

提供される赤福の味は全く同じですし、本店に比べれば行列はかなり短く、スムーズに入店できることが多いです。

時間帯と季節の狙い目

どうしても本店が良い場合は、夕方(16:00以降)が比較的空いてくる狙い目の時間帯です。

ただし、冬場(10月〜3月)は17:00に閉店してしまうので注意してください。

また、冬限定の「赤福ぜんざい」や夏限定の「赤福氷」の時期は回転が悪くなることもあります。

逆に、毎月1日の「朔日参り(ついたちまいり)」の日は、早朝から特別な「朔日餅」を求める人でごった返しますが、昼過ぎには落ち着くという特殊なパターンもあります。

雨の日の楽しみ方と滞在時間

旅行当日が雨予報だと、少しがっかりしてしまいますよね。おかげ横丁は屋外型のスポットで、通路にはアーケード(屋根)がないため、傘をさしての移動が必須となります。

そのため、晴れの日には楽しい「食べ歩き」の難易度がグッと上がります。傘を持ちながらコロッケやソフトクリームを食べるのは大変ですし、服も濡れてしまいます。

屋内滞在型へのシフト

雨の日の傾向として、屋外を歩き回る時間が減る分、屋内の飲食店やお土産屋さんに長く滞在することになります

「五十鈴川カフェ」のような広い店内で、雨に煙る五十鈴川や山々を眺めながら、ゆっくりコーヒーとケーキを楽しむ時間は、晴れの日には味わえない風流な過ごし方です。

また、お土産選びも一軒一軒じっくり見ることになるので、結果的に滞在時間は晴れの日よりも短くなる(サッと見て帰る)か、カフェで長居して同じくらいになるかの二極化が見られます。

おかげ座神話の館の見学時間

おかげ横丁の奥まった場所に、「おかげ座 神話の館」という施設があるのをご存じでしょうか?

ここは日本神話をテーマにした体験施設で、意外と知られていない穴場スポットです。

所要時間と内容

館内では、神話のあらすじを紹介するアニメーション映像の上映と、精巧な和紙人形で再現された神話の名場面の展示を見ることができます。

所要時間は約30分〜45分と決まっているので、スケジュールの計算がしやすいのが特徴です。入館料は大人400円、小学生200円とお手頃。

気候対策としての利用価値

ここは完全屋内施設なので、空調が効いています。真夏の猛暑で体力が奪われそうな時のクールダウンや、急な雨の雨宿りスポットとしても非常に優秀です。

もちろん内容も充実しており、伊勢神宮に祀られている神様について深く知ることができるので、参拝の意味合いもより深まりますよ。

おかげ横丁の所要時間を把握して満喫

ここまで、様々な角度からおかげ横丁の所要時間について解説してきました。

まとめると、サクッと散策なら1時間弱、ランチや参拝を含めると半日(3〜4時間)がひとつの目安となります。

大切なのは、現地に行ってから「どうしよう?」と迷う時間を減らすことです。

事前に「絶対に食べたいもの」「行きたいお店」を2〜3個ピックアップしておくだけで、動きに無駄がなくなり、浮いた時間で予期せぬ素敵な出会いや風景を楽しむ余裕が生まれます。

伊勢の旅は、ゆったりとした時間を過ごすのが一番の贅沢です。時間に追われて焦ることのないよう、少し余裕を持ったスケジュールを組んで、素敵なお伊勢参りを楽しんでくださいね。

※記事内の所要時間や混雑状況は、一般的な目安です。天候や季節、イベント開催時(特に毎月1日の朔日参りや年末年始など)は状況が大きく異なる場合があります。
※店舗の営業時間や定休日は変更になる可能性がありますので、お出かけ前に必ず公式サイト等で最新情報をご確認ください。

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